シリコンのドライポリッシング(乾式研磨)は、モバイル機器向けのメモリーやマイコンなど、低背化のため薄いチップを作る必要のある、幅広い半導体デバイス製造に適応します。
シリコンのグラインディング(砥石による研削加工)+ドライポリッシングをおこなう場合の特徴を紹介します。
グラインディング後
サイズ: Φ8 inch
厚さ : 50 µm
グラインディングホイール (研削加工用砥石): #2000
球抗折強度測定は、チップ裏面への加工の影響を把握しやすい抗折強度の測定方法です。シリコンウェーハの裏面加工をグラインディングのみで実施したチップと、グラインディング+ドライポリッシングで実施したチップの強度を、球抗折強度測定の結果で比較すると、グラインディング+ドライポリッシュの方が強度は高くなります。これはドライポリッシングによりグラインディングのダメージの除去ができるためです。
シリコンを研磨パッドにより乾式研磨加工(Siとドライポリッシング)
ウェーハ径 Φ300 mm、仕上げ厚 50 µm