バイトによる切削平坦化加工

バイトによる切削平坦化加工

サーフェースプレーナ

バイトによる切削平坦化加工のプロセス概要

バイトによる切削平坦化加工は、バイト(切削工具)を用いた単刃加工で、加工対象物を所定の厚さおよび表面粗さに仕上げる加工方法です。
バイトは加工対象に垂直になるように加工軸の外周に取り付け、加工軸ごと高速回転させます。バイトの高さを所定の高さで固定した状態で、加工対象をのせたテーブルを一定方向に送ることで、加工対象を所定の厚みに仕上げます。厚さ数mm以下の加工対象の面全体を数µm~数十µm除去し、平坦に加工します。

レーザーアブレーション加工

切削工具は一般的に加工対象の3倍以上の硬さが必要とされていることを考慮し、バイトによる切削平坦化加工では、ダイヤモンドバイトを使用しています。
加工の際、加工箇所の冷却と切りくずの除去を目的に、水(または純水)を吹き付けます。

使用する精密加工装置

フルオートマチックサーフェースプレーナ(バイトによる全自動切削平坦加工機)

加工対象の供給、搬送、洗浄機能が含まれており、加工対象をカセット単位で処理することができます。

セミオートマチックサーフェースプレーナ(バイトによる自動切削平坦加工機)

加工対象の供給、洗浄は人が行うタイプの加工装置です。

使用する精密加工ツール

バイト(切削工具)

バイトによる切削平坦化加工の主な加工対象

・延性材料(Au、Cu、はんだなど)の平坦化加工
・樹脂(フォトレジスト、ポリイミドなど)の平坦化加工
・樹脂と金属の複合材を一括で平坦化加工
・テープ基材の平坦化加工


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